外に出るのも控えたくなってしまうほどの暑さが続いてますね…。
これだけ暑いとお風呂もシャワーだけで済ましがちの方もいらっしゃいませんか?
日常でたまった疲れを癒してくれる1日の終わりのお風呂!!
実は正しい入り方で肩こりにとても効果があるのです!
そこで、今回は肩こりに効果的なお風呂の入り方についてお伝え致します!
お風呂の効果とは?
お風呂に浸かることによって3つの効果が得られます。
温熱効果
お風呂にしっかり浸かることで体が温まり、体温が上がることで血管が広がり身体全体の血流が良くなります。
血流が良くなると筋肉が柔らかくなるために必要な酸素や栄養素をしっかり運んでくれます。
さらに血流が良くなることによって、新陳代謝が高まり筋肉にたまった疲労物質も流してくれることで筋肉の柔軟性も上がります。
お風呂に浸かる → 新陳代謝が高まる → 疲労物質の除去
水圧効果
お風呂に浸かるとウエストが3~6cmほど縮まるほどの水圧がかかると言われています。
そして水圧により手足に滞った血液が心臓に送り返されて血液の流れを良くします。
この働きの事を筋ポンプ作用と言います。
筋ポンプ作用とは?
筋肉は収縮(しゅうしゅく:ひきしまって縮まること)と弛緩(しかん:ゆるむこと)がポンプのように働くことで、血管に圧力をかけて手足に流れた血液を心臓に戻す働きをしています。
なかでも、血液を心臓に送るポンプ作用が強いのがふくらはぎです。
足は第二の心臓、というのはそのことです。
浮力作用
お風呂に浸かると体重は約1/9になります。
その浮力が働くことで体が軽くなり、筋肉への負担が減少し筋肉の緊張がほぐれて疲れが取れやすくなります。
それと同時に、緊張からくる脳への刺激も減少されるので心身ともにリラックスできます。
正しい温度と時間は?
お風呂に浸かる時、温度と浸かる時間も非常に重要になってきます。
血流を改善する最適の温度は38℃~41℃です。
これよりもっと熱めの温度を好む方もいらっしゃると思いますが、42℃以上は交感神経が優位になってしまいます。
交感神経が優位になると血管が収縮し、血流が悪くなるのと同時に筋肉の緊張も高まってしまいます。
血管を拡張させ筋肉を弛緩させるためには副交感神経を優位にすることが重要です。
副交感神経が優位になる温度が38~41℃と言われていますので、温度にも注意して下さい!
入浴時間は10分~20分が最適です。
この時間というのは身体の深部からしっかり温まります。
特に20分浸かっていると内臓まで温まるとも言われています。
最低10分は浸かるようにしましょう!
※ただし、肩まで入って10分~20分浸かると心臓に負担がかかってしまうので浸かる高さは胸より下ぐらいの高さにしてください。
最後に、お風呂から上がった後は水分補給を必ず行ってください!
入浴後は水分が500ml前後失われますのでコップ1杯のお水を飲みましょう!
お水も常温のものを飲んでください。
まとめ
お風呂にはいろいろな効果があることはご存知でしたでしょうか?
お風呂は疲れを癒してくれるのと同時に正しい入り方を知ることで肩こりにも効果抜群です!
ぜひ今晩からやってみてはいかがでしょうか?♪

菅谷真梨奈
鍼灸師として患者様と直接関わる中で、治療院以外でも何か提供できることはないかと思い今回このセルフケアステーションに関わらせて頂きました。
私一人ではなく、平川接骨院スタッフ全員で患者様のサポートをさせて頂きます!

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