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教えて!妊娠中の肩こりの対処法!!

谷垣 麻実 谷垣 麻実
みなさんおはようございます。

EMPOWERMENT株式会社 谷垣です。

7月も今週で終わり、いよいよ8月がやってきますね!

毎朝蝉の大合唱を聞き、夏だなと感じているのですが、実は蝉の鳴き声は電話越しには聞こえないそうです!

特に携帯電話だと、携帯電話が通す周波数が300~3500Hzに対して蝉の鳴き声は4000Hz以上のため聞こえないそうです!

一度試してみたいなと思ってしまいました!!!

さて、今回は妊娠中の肩こりの対処法についてお伝え致します。

妊娠中だと飲めるお薬や出来ることが限られてくるので、妊娠中の肩こりで悩んでいる方は必見です!!

妊娠中の肩こりの原因とは

妊娠中の肩こりの原因のお話の前に、そもそも肩こりがどういう状態なのかについてお話ししたいと思います。

【肩こり】は正式な病名ではなく、症状や状態を表します。

肩こりの症状は様々で、痛みを訴える方もいればコリ感や重さ・怠さ・不快感を感じるという方もいます。

その肩こりの主な原因は筋肉にあります。

私達人間は、生活をしていく上で頭の重さを支えたり肩をすくめるような動作が頻繁にあります。

座ってテレビを見ている時、パソコン作業やスマートフォンを操作している時、鞄を肩にかけたりリュックを背負っている時。この時肩や首はどうなっているでしょうか?

テレビやパソコンの画面を見るのに何十分も頭の重みを首で支えていますよね。

スマートフォンを触っている時には頭を支えるだけでなく、画面を見やすい位置で支えるために肩が上がっていませんか?

鞄やリュックを持つ時も、肩からずり落ちないように自然と肩に力が入っていたり、常に鞄の重みが肩にかかっています。

このように、首周りや肩周りの筋肉は寝ている時以外、動かしていないように見えて実はかなり重要な働きをしています。

筋肉の良い状態とは柔軟性のある柔らかい状態です。この柔らかい状態を保つためには、周りの血液から酸素や栄養素を供給してもらうことで良い状態を保っています。

しかし、毎日のように首や肩周りの筋肉を使い続けていると疲労物質が溜まっていきます。疲労物質は筋肉への酸素や栄養素の取り込みを妨害してしまうため、筋肉が酸欠状態・栄養不足状態になってしまいます。また、何十分も頭の重みや腕を支えていると、筋肉は収縮した状態ですので収縮した筋肉が周りの毛細血管を圧迫してしまい、血流が悪くなってしまいます。

  

このようにして筋肉が血流不足により酸欠状態・栄養不足状態になると柔らかい良い状態に戻ることができず柔軟性のない硬い筋肉(=筋硬結)になり、発痛物質が産生され痛みを伴ってしまうほどの硬さになるとトリガーポイント(痛みの引き金になる筋肉の硬さ)になってしまいます。それが何日・何週間、何ヶ月、何年と長い間続いていくと筋肉は柔らかい状態を忘れてしまい、お風呂に入っても寝てもすぐに元の硬い状態に戻ってしまうため、なかなか肩こりがスッキリとしない!というのはこのためです。

では妊娠中に肩がこる原因とはいったい何が原因となっているのでしょうか?

先ほどご説明した通り、肩こりの原因は筋肉が血流不足により酸欠・栄養不足になった状態です。

これは必ずしも妊娠だけが原因ではなく、普段の日常生活での負担や今までの蓄積が原因となります。

しかし、妊娠が分かると安定期に入るまでは無理して動かないようにしたり、お腹がかなり大きくなる妊娠後期には家でゆっくりしている時間が増えるなど動かずに安静にしている時間が増えてしまい、筋ポンプ作用がうまく働かず血流が悪くなってしまいます。

それだけでなく、お腹や乳房も出産に備えて大きくなるのでどうしても血流が悪くなってしまいます。

こういったことが続くことで肩こりを感じてしまいます。

妊娠中の肩こりの対処法とは

ここでは妊娠中に行なえる肩こりの対処法についてご紹介致します!

体操で肩こりを改善!

妊娠初期は特に流産のことが心配になり、無理に動かないようにと心がける方もおられると思います。もちろん激しい運動は良くないですが、肩周り(特に肩甲骨)を動かすことによって肩周りの血流が改善されますので、椅子に座ったままでもできる体操を行なってみてください!

肩回し体操

肘で円を描くようにして肩甲骨からしっかりと動かすことがポイントです。

前と後それぞれ5周行なって下さい。

肩甲骨体操

バンザイの時にはしっかりと腕を伸ばし、胸を開く時には肩甲骨同士を近づけるように意識しましょう。腕を閉じる時には肩甲骨が開くように少し背中を丸めて下さい。

バンザイから始まり次のバンザイまでを1回し、5回行なって下さい。

肩回し体操と肩甲骨体操、それぞれ1日3回を目安に行なって下さい。

適度な運動で肩こりを改善!

特に妊娠後期になると動くのがしんどかったり息が上がるのが早くなるため運動不足になりがちですが、適度な運動は血流をよくします。

体重の増加や柔軟性のない筋肉だと難産につながることもありますので、無理の無い範囲で行なって下さい。

その中でもウォーキングは運動強度も軽く気軽に始めることができる運動です。気分転換にもなると思いますので、是非行なってみて下さい!

蒸しタオルで肩こりを改善!

フェイスタオルを水で濡らしレンジでチン!これだけでも血流は改善されます。

お風呂にゆっくり浸かる方がもちろん効果的ではありますが、貧血を起こしたり転倒したらどうしよう…と心配な方は是非蒸しタオルで血流を促しみてください。

実は暖房やホッカイロなどの【乾熱】よりも水を利用した【湿熱】の方がより深部まで温まります。

夏はシャワーで済ませてしまったり冷房で冷えてしまったり、身体を冷やす飲み物や食べ物を口にしたりと血流が悪くなる要因がたくさんありますので温めるように意識してみて下さい!

考えすぎない!

出産って緊張するな…流産にならないかな…この食べ物は大丈夫かな…

特に初めての妊娠の場合は神経質になりがちです。

私も初めて妊娠が分かった時は色々調べたり聞いたりしてかなり神経質になっていました。

しかし、考えすぎたり神経質になってしまうと自律神経のうち交感神経が優位になってしまいます。交感神経が優位になると血管を収縮させたり筋緊張を高めてしまう原因にもなるため肩こりを引き起こす要因となります。

辛い肩こりを解消するためにも、深く考えず肩の力を抜いてリラックスして妊婦生活を過ごすようにしましょう!

どうしても心配なことがある場合は担当のドクターや助産師さんに相談をして、なるべく一人で悩まないようにして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

妊娠中の辛い肩こり、どこに行ったら楽になるのか、楽になる方法はないのか気になる方は多いのではないでしょうか?

肩こりから頭痛や歯痛を起こしてしまう場合もありますが、妊娠中だと飲める薬も限られているため肩こりになる前から予防をしておくことが非常に重要です!

普段から肩こりを感じている方は、妊娠した時だけに限らず普段から予防として体操や運動を心がけて下さいね!

肩こりで困っている、運動や体操をしても楽にならないという方は是非一度当院にご相談下さい!!

肩こりのない楽しい妊婦生活を送っていきましょう♫

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谷垣 麻実

谷垣 麻実

柔道整復師の資格を持っております。以前は、スポーツ障害や外傷を得意とする接骨院で5年間働き、その後、女子サッカーチームでトレーナーとして選手のサポートをしてきました。ヘルニアや脊柱管狭窄症、半月板の損傷は手術をするもの!肩こりや慢性腰痛は治らない!と思っていましたが、EMPOWERMENT株式会社に入社して、実際に症状が改善した方々をたくさんみてきました。一人でも多くの方が痛みやお身体の悩みから解放され、笑顔あふれる日常生活を送って頂けるよう正しい知識を発信していきます!!
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