整体は、身体の不調や症状を軽減し、健康な生活をサポートするために広く利用されています。整体の後や日常生活での症状管理において、温めるべきか冷やすべきかは重要な判断となります。しかし実際に身体に痛みやしびれなどの症状が起こった際誤った処置を行ってしまうと症状の悪化にも繋がりかねません。
この記事では、整体における一般的な症状に対して温めるか冷やすかのどちらが正しいかを選択する際のポイントを解説します。
- 温めるべき症状
- 冷やすべき症状
- まとめ
温めるべき症状
整体後や日常生活で以下のような状況の場合、温めることが効果的です。
筋肉の緊張やこり
整体の後、筋肉の緊張やこりが感じられることがあります。
これらは温めることによって症状を軽減できます。
お風呂につかったり、温湿布などを使用して筋肉をリラックスさせましょう。温めることで血流を増加させ、緊張した筋肉を緩める効果があります。
慢性的な痛み
慢性的な筋肉の痛みや関節痛には、温めることが有効です。温めることで血行が促進され、痛みが和らぐことがあります。長期間にわたって続く痛みに悩む場合、身体を温めることが痛みの緩和に繋がります。
筋肉の収縮
筋肉が収縮しやすい場合、例えば痙攣が起こった場合、温めることで筋肉を緩めることが出来ます。痙攣などが起こった際は筋肉を温め、筋肉の収縮を緩和させましょう。
血行促進
血行不良が原因で症状が悪化する場合、温めることで血行を促進できます。
特に寒冷地域での冷え性や冷たさを感じる状況では、温熱療法が体を温め、血流を改善します。
冷やすべき状況
一方で、以下のような状況では冷やすことが効果的です。
急性の炎症や腫れ
急激な炎症や腫れがある場合、冷却が最適です。氷を包んだ布で数分間冷やし、腫れや炎症を抑えましょう。急性の炎症部位を冷却することで、血管が収縮し、炎症が軽減されます。
怪我や捻挫
怪我や捻挫の初期段階では、冷却が効果的です。これにより腫れや炎症を軽減できます。怪我のある部位に冷たい氷などを数回短い間隔で当てると、症状の進行を抑えることができます。
熱感や発赤
体表が非常に熱く、発赤している場合、冷却が適しています。
これは特に急性の炎症がある場合に重要です。冷却は熱感を和らげ、不快さを軽減します。
まとめ
整体における症状に応じて温めるか、冷やすかを判断することが重要です。
温めるべき状況では、筋肉の緊張、慢性的な痛み、筋肉の収縮、血行促進などに温熱療法が効果的です。温かい湿布を使ったり、お風呂につかるなど筋肉や関節にリラックス効果をもたらしましょう。
冷やすべき状況では、急性の炎症や腫れ、怪我や捻挫の初期段階、熱感や発赤、血管の拡張などに冷却が適しています。氷や冷却パックを使用して、炎症や腫れを抑えましょう。
適切な治療法を選ぶために、自身の状態をよく理解し、困ったときには医師や整体師に相談するようにしましょう。
平川整体院では慢性的、急性的な痛みのどちらの痛みにも対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

山村 武史
皆さまの健康なお身体づくりにお役立ちできるよう、情報を発信してまいります。

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