EMPOWERMENT株式、奈佐です。
7月1日は山開きの日だそうです。昔、登山は信仰行事であり、平日の登山は禁止されていましたが、夏の一定期間だけはその禁が解かれ、これを「山開き」と言っていました。
現在では、ほとんどの山がこの日に山開きを行い、夏山登山の安全を祈願しているそうです。
登山に行かれる方は水分をこまめに摂取して熱中症対策をして下さい。
本日は交通事故による首のむち打ちについて詳しく説明をしていきたいと思います。
首のむち打ちとは
みなさんもよく耳にする「むち打ち」がどのようにして起こるのか説明したいと思います。
むち打ちとは交通事故のときによく起こり首に不自然な強い力がかかったことによる首の捻挫です。
衝撃を受けた時に、上半身が前方に押し出され首が後傾になりちょうど鞭がしなるように首が動くので、「むち打ち」と呼ばれています。
むち打ちの症状には5つの分類があります。
- 頸椎捻挫型
- バレー・リュー症状型
- 神経根症状型
- バレー・リュー症状型+神経根症状型
- 脊髄症状型
首のむち打ちの中でも特に頸椎捻挫型が7割を占めています。
また首のむち打ちではいろいろな症状を引き起こします。
- 首の周り・頭部・頚椎・腕の痛み
- 首・肩・背中のコリ、重いと感じる
- 首が回らない、動かすと痛いなどの運動制限
- めまい・目のかすみ・疲労感
- 吐き気
- ダルさ
などの症状を引き起こすことがあります。特に多いのが首の周り・頭部・頚椎・腕の痛みです。
ではその痛みの原因はなにから起こるのでしょうか。
痛みの原因
結論からいうと原因は筋肉です。
人間の頭の重さはだいたい体重の10分の1と言われおり、スイカ1個分の重さがあります。
それが強い衝撃で前後に揺さぶられれば、頭を支える首にはかなりの負担がかかります。
筋肉は急激に引き伸ばされると防御反応として逆に収縮してしまい緊張状態になります。(伸張反射)
また急激に筋肉が収縮してしまう場合も筋肉の緊張状態が高まります。
このようにして痛みの引き金となる筋肉の硬結ができます。これをトリガーポイントと言います。
また頭の重たさを支えるときにいろいろな首の筋肉が働くのでトリガーポイントが1つだけではなく、数箇所にできることがあるため首の周り・頭部・頚椎・腕まで痛みや痺れといった症状がでてきます。
では今から首のむち打ちになりやすい筋肉を4つ紹介します。これらは全て頭を支える筋肉です。✖がある部分はトリガーポイントで赤くなっているところが「関連痛」といって首の周りは勿論のこと、頭部や腕にまで痛みや痺れといった症状を引き起こします。
胸鎖乳突筋
僧帽筋
斜角筋
板状筋
ここには記載していませんが頭を支える筋肉は他にもたくさんあり、筋肉によって関連痛といった症状の出る場所は異なります。
首のむち打ちから痛みや痺れ・頭痛といった症状だけではなく、コリや重たい感覚、ダルさなどの症状をも引き起こします。
原因は筋肉なので、マッサージ治療や温める、ストレッチをすると筋肉が緩み症状が緩和するのに効果的です。
注意点
首のむち打ちの7割が頸椎捻挫型とご説明しました。残りのバレー・リュー症状型、神経根症状型、脊髄症状型は神経の損傷になります。
神経が損傷すると、感覚が無い、動かせないといった麻痺の状態です。そうなると手術が必要になってきます。
まとめ
いかがでしたか?
首のむち打ちは交通事故だけで起こるのではなく、コンタクトスポーツをしている方、後ろから急な外力が加わったなどでも起こります。
特に首のむち打ちは自分で思っている以上の衝撃が首に加わるため、筋肉がかなりの緊張状態になります。
受傷直後は気も動転しており痛みや症状などをあまり感じませんが、時間が経つにつれて徐々に症状がきつくなる場合があります。
また、身体が敏感にもなっているのでお天気や気温など気候の影響なども受けやすくなります。
首のむち打ちの症状は放っておくと慢性化してしまい、症状の回復に時間がかかってしまうことが多くありますので、交通事故による首のむち打ちでお困りの方は一度平川接骨院にご相談下さい。

奈佐 亘
EMPOWERMENT株式会社 平川接骨院/針灸治療院に所属しております。
長年の痛みや痺れで困られている方、手術をしても痛みが取れない方を少しでも多く助けれる様に治療で改善していく事はもちろん、それ以外になかなか通院できない方も、ブログを読むだけで痛みや痺れなどのお悩みが解決出来るよう詳しくお伝えしていきます!

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