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慢性腰痛、急性腰痛の原因は?

谷垣 麻実 谷垣 麻実
みなさんこんにちは。EMPOWERMENT株式会社の谷垣です。

みなさんは、慢性腰痛と急性腰痛の違いをご存じですか?

実は意外な共通点もあるんです!!

腰痛の方は必見ですよ!!

慢性腰痛・急性腰痛とは

慢性腰痛とは

慢性腰痛とは文字通り慢性的に腰痛を感じる状態で、3ヶ月以上持続する腰痛が慢性腰痛と定義されています。

急性腰痛とは

慢性腰痛とは違い、発症してからの期間が4週間未満の腰痛が急性腰痛と定義されています。

慢性腰痛の原因とは

腰には日常生活を送る上でとても重要な筋肉がたくさんついています。

例えば、デスクワークや運転などの座った姿勢を維持すること、接客などの立ちっぱなし、重たい物を持つときの中腰など筋肉は動かすだけではなく、その姿勢を維持するだけでも使っているのです。

筋肉の特徴として、筋肉は周りの毛細血管から酸素や栄養素をもらうことで柔らかい状態を保っているのですが、座りっぱなしや立ちっぱなしなど同じ姿勢を維持していると、動かしているわけではないのですが姿勢を維持するために腰の筋肉には力が入りっぱなしになり、血流が悪くなった結果、筋肉自体が酸欠状態・栄養不足状態になります。また、同じ動作の繰り返し(前屈みや繰り返しの中腰)も筋肉を動かし続けていることによって、筋肉に老廃物が溜まり酸素や栄養素の取り込みを妨害してしまうのです。

こうして柔らかい状態に戻れなくなった筋肉に、更に日常生活での負担が蓄積していき痛みを感じるのです。

一度痛みを感じでしまうと、痛み自体が交感神経や運動神経を興奮させ、更に血管が収縮したり筋肉が緊張し、血流が悪くなる為なかなか痛みが取れず、常に痛みを感じてしまいます。

 

急性腰痛の原因とは

よく皆さんが耳にする『ぎっくり腰』とは実は急性腰痛のことで、突然腰が痛くなることの総称として使われることが多いです。

くしゃみをした瞬間や物を持ち上げる瞬間、立ち上がる瞬間などにみられますが、実は急性腰痛もまた慢性腰痛と同じく日常生活での負担の蓄積が原因になっているのです。

日常生活での姿勢の維持などにより腰の筋肉に負担が蓄積し、血流が悪くなると筋肉の柔軟性がなくなってしまいます。その結果、何気ない動作で筋肉に異常な収縮や緊張が生じてしまい腰に強い痛みを感じてしまうのです。

慢性腰痛と急性腰痛の痛みの違い

慢性腰痛・・・痛みには個人差があり、ズキズキする鋭い痛みからズーンとした鈍い痛みまで様々です。慢性腰痛は、気が付いたら痛かったということが多いのが特徴です。

急性腰痛・・・電気の走るような鋭い痛みが出ます。急に激痛が走るので、その場で動けなくなることもしばしばあります。

慢性腰痛と急性腰痛の症状の違い

慢性腰痛・・・痛みの他、疲労感や張り感、重たさ、怠さ、違和感を感じます。同じ姿勢が続くと症状を感じやすく、時には足まで痺れが出る場合もあります。また、症状には波(動くと楽、夕方は辛いなど)があります。

急性腰痛・・・鋭い痛みの他、腰が抜けるような感覚が出たり、背筋を伸ばせない、起き上がれない、歩けない、前屈みになれない、寝返りがうてないなど、一度その姿勢になると次の動作が困難になります。また、じっとしていも痛みを感じる安静時痛や腰に熱をもつこともあります。

治療について

慢性腰痛も急性腰痛も原因は、日常生活での負担の蓄積により血流が悪くなることで筋肉が硬くなって出た痛みです。この痛みの引き金になる筋肉の硬さのことを医学用語で『トリガーポイント』と言います。

トリガーポイントを取り除くには、血流を改善することが大事です!そのため、手技治療だけではなく、深部から血流を改善するために鍼治療やハイボルト治療(深部の筋肉まで電気刺激を与えることが可能な治療機)を併用することで痛みを取り除きます。

セルフケアについて

慢性腰痛も急性腰痛も血流を改善することで筋肉に必要な酸素や栄養素を送ることができるので、セルフケアでも血流が良くなることをしましょう!

・同じ姿勢が続く場合は20分1度動くようにしましょう!

筋肉は同じ姿勢が20分続くと硬くなります。こまめに動いて負担の蓄積を防ぎましょう。

・お風呂にはゆっくり浸かりましょう!

38度〜41度の温度で10分〜15分浸かるのが理想的です。熱い温度で短い時間だと、皮膚表面しか温まりません。また、熱過ぎるとかえって筋肉を緊張させてしまうので気をつけてください。

・毎日ストレッチをしましょう!

ストレッチは柔軟性をつけるだけではなく、リラックス効果や疲労回復効果があります。体が温まっているとより効果的なので、お風呂上がりに反動はつけずにゆっくりと伸ばしてください。呼吸は止めず、20秒間気持ちの良いところまで伸ばしましょう。ストレッチの効果はすぐに出てくるものではありませんので、毎日コツコツ続けることが大切です。

但し、急性腰痛も慢性腰痛も痛みを伴う場合は中止してください。

まとめ

いかがでしたか?急性腰痛も慢性腰痛も症状を感じている期間が違うだけで、原因は日常生活での負担の蓄積なんです!!

目に見えないところで負担は蓄積しているので、急性腰痛にならない為にも、慢性腰痛にならない為にも日頃から運動やストレッチ、体のケアをしてみてはいかがでしょうか?

 

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谷垣 麻実

谷垣 麻実

柔道整復師の資格を持っております。以前は、スポーツ障害や外傷を得意とする接骨院で5年間働き、その後、女子サッカーチームでトレーナーとして選手のサポートをしてきました。ヘルニアや脊柱管狭窄症、半月板の損傷は手術をするもの!肩こりや慢性腰痛は治らない!と思っていましたが、EMPOWERMENT株式会社に入社して、実際に症状が改善した方々をたくさんみてきました。一人でも多くの方が痛みやお身体の悩みから解放され、笑顔あふれる日常生活を送って頂けるよう正しい知識を発信していきます!!
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