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なぜ痛みは移動するのか?

佐野 哲也 佐野 哲也
みなさんこんにちは!

平川接骨院の佐野です。

年末に近づくにつれて寒くなってきましたね!

インフルエンザも流行ってきていますので、手洗いやうがいをしっかりして体調管理を行ってくださいね。

みなさんは「痛みなどの症状の場所が移動した」や「痛む箇所が増えた」などの経験はありませんか?

例えば、

腰が痛かったのに足まで最近痛くなってきた。

肩が挙がりにくくなってから、首も痛くなってきた。

などです。

身体のどこかに痛みを抱えたことのある方なら少なからずこのような経験があるのではないでしょうか?

ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか?

痛みが移動したり、場所が増えたりするのには理由があります。

痛みの場所が移動する理由とは?

結論から述べると、それは「代償運動」というものが関わってきます。

代償運動とは、、本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うことです。

例えば、肩が挙がりにくい人は高いものを取るときに肩をすくめて高いところに手を届かせようとします。

このように、どこかに痛みがあったり動かしにくい、あるいは動かせない状態だと痛みが出ている場所ではない部分を使って動作を行います。

代償運動が続くと、当然代償運動で使用している筋肉や関節には負担がかかり続けるので、その場所からも症状が出現してます。

どのような治療が必要なのか?

まずは代償運動が起こる源の原因をしっかり見つけることです。

前述した肩が挙がりにくい人は肩をすくめる動作が多くなります。そうすると、僧帽筋や肩甲挙筋といった肩をすくめる筋肉に過剰に負担がかかります。

僧帽筋や肩甲挙筋といった筋肉に負担がかかり続けると肩こりの原因や首痛の原因となります。

では、この時根本的に症状を取り除くためには、肩こりや首痛を治すのではなく、肩が挙がるように治療することが根本的な治療となります。

肩が挙がるようになれば肩をすくめるという代償運動は無くなりますので、結果的に肩こりや首痛も無くなるということです。

まとめ

身体に痛みや可動域制限が生じると、身体は無意識に本来の動作や運動を行うために必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行います。

このことを代償運動と言います。

この代償運動が続くと、本来症状を感じている部分とは別のところに症状を感じるようになります。

これが、痛みが移動する原因です。

これを防ぐためには、代償運動が生じている原因を正しく突き止め、治療を行うことが必要であります。

またより早く原因を突き詰めることが早期改善につながります。

本日もブログを読んでいただき有難うございました。

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佐野 哲也

佐野 哲也

接骨院事業部長EMPOWERMENT株式会社
EMPOWERMENT株式会社に入社する前は京都や大阪の病院で約7年勤務し、病院での最新医療やリハビリテーションを学びました。当時はリハビリ室長を任され「一日でも早く症状の出ない生活を送っていただく」をモットーに技術や知識を高め患者様のサポートをさせていただいていました。EMPOWERMENT株式会社では「関わる人すべてを幸せにする」の理念のもと私の経験を活かし、正しい情報を通して患者様が少しでも早く症状が出ない生活を送っていただけるようにサポートさせていただければと思っています!!
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