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そもそも腰痛って完治するの?治しきるために必要な治療とは?

佐野 哲也 佐野 哲也
みなさんおはようございます。

平川接骨院事業部長の佐野です。

私事ですが、駅伝を観戦するのが好きでこの季節は駅伝シーズンなのでわくわくしています。

先日もニューイヤー駅伝や箱根駅伝があり家族で応援していました。

特に箱根駅伝が好きで、毎年欠かさず観戦しています。個人的には東洋大学を応援していて、今年は往路優勝で総合優勝が狙えていたのですが、復路は失速し総合3位でした…。

箱根駅伝のレベルも毎年上がってきていまして、今年は往路も復路も総合のタイムもすべて新記録でした。

新たなヒーローもたくさん生まれたので、来年もまた楽しみにしています!

今回は[腰痛を根本改善するために必要なこと]を記事にしました。

是非一読下さい!

腰痛の原因はヘルニアや骨の変形と思われている方は多くおられるのではないでしょうか?

こちらの図をご覧ください。

これは、腰痛と感じていない方のレントゲンやMRIといった画像診断でヘルニアや椎間板というクッションの変形などが見つかったという国際的に有名な論文です。

腰痛がないのにヘルニアなどが見つかる…。

この結果からヘルニアや椎間板の変性が痛みの原因ではないことがわかります。

では、腰痛の本当の原因とは何でしょうか?

それはMPS(筋筋膜性疼痛)といわれています。

※もちろんすべての腰痛の原因ではありません。

MPSとは

筋筋膜性疼痛症候群(きんきんまくせい とうつうしょうこうぐん、Myofascial Pain Syndrome:MPS→以下筋筋膜性症候群のことをMPSと表記)は、筋・筋膜の異常が、原因となって痛みやしびれを引き起こす病気です。この病気は1980年代にアメリカで『Travell & Simons’ Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual (筋膜性疼痛と機能障害: トリガーポイントマニュアル)』(Janet G. Travell 医師とDavid G.Simons医師の共著)という医学書にて発表されました。

通常、急激に重い物を持ったり、無理な姿勢等により繰り返し筋肉に負荷をかけると筋、筋膜が過負荷状態になります。筋、筋膜の過負荷はいわゆる筋肉痛として生じ、数日程度で自己回復をします。しかし、さらに、繰り返し筋肉に負荷を与えたり、寒冷にさらされたりりて血行の悪い状態が続くと短期間で自己回復できなくなります。この状態がMPSになった状態です。MPSになった状態では、筋肉痛ではなく、広範囲に痛みやしびれといった症状を引き起こすことがあります。

腰痛の原因の多くは日々の日常での筋肉の過負荷によって、発症します。

日常での筋肉の負荷とは、「重たい荷物を持つ」・「台所で中腰になる」・「長時間座った姿勢が続く」などです。

このような状態は、腰の筋肉に特に負担がかかる動作となるためこのような動作が日々続くとMPSを発症させてしまうのです。

ではどのようにすれば腰痛が治るのか?

まずは痛みの原因となっているMPSになった筋肉の状態を回復させる必要があります。

MPSの説明にもあった通り、MPSになる要因として筋肉の血流量の低下があります。

なので、いかにして原因の筋肉の血流量を上げるかが重要になってきます。

MPSを改善する方法

①治療

②日常生活動作の改善

③治療・ケアの頻度を見直す

MPSを改善する代表的な治療方法

ⅰマッサージ

ⅱ鍼治療やハイボルト治療

ⅲ温める

マッサージ

マッサージといっても方法はたくさんあります。

筋肉を揺らしたり、ストレッチをかけたり、指圧したり…。

どのような方法でも筋肉に刺激を与えるという観点では効果はあるのですが、特にMPSを改善させるために効果的なマッサージ方法は持続圧迫というマッサージの方法です。

持続圧迫とは指圧の方法で、ある一定時間[約30秒]ポイントを持続的に押し続ける方法です。

なぜ持続圧迫が効果的かというと、持続して指圧することにより血流をその指圧時間遮断します。その状態から指を話すと一気に血流が流れるのでより多くの血流が筋肉に流れ込みます。ホースで水を撒くときホースを縛って離すと水がより遠くに撒けるのと一緒の原理です。

鍼やハイボルト治療

マッサージでは、どうしても深い筋肉までアプローチできません。

そこで有効なので、鍼治療やハイボルト治療です。このような治療法は深部まで刺激が届くため筋肉の奥深くまで血流改善が期待できます。

温める

身体を温めると心拍数が上昇し血流量が増加します。また身体を温めると血管が拡張するので筋肉にも多くの血流が流れます。

身体を深部まで温める方法としては、乾熱より湿熱の方が深部まで温まるので湿熱がおすすめです。

乾熱:カイロなど

湿熱:暖かいお湯で絞った濡れタオルなど

身体を温める方法は乾熱より湿熱の方がよいですが、一番良い方法はお風呂にゆっくり浸かることです。

寒い季節ほどゆっくりお風呂に浸かることをおすすめします。

日常生活動作を改善する

治療の方法も大切ですが、ほかにも大切なことがあります。

それは腰痛の原因となっている生活動作を改善することです。

MPSになった[筋肉が痛みを発症した]原因は日常生活の中に必ずあります。その動作を特定して負荷がかかりにくにように改善する必要があります。

もちろん仕事で使う動作でどうしても改善できない動作もあると思います。

その時に必要なこととは、諦めるのではなく、その動作が続いても痛みの出ない筋肉の状態を保つことです。[早めにケアすることです]

他にはその動作を補える動作を考えるなども有効な手段となります。

上記は専門家が詳しいところですので、相談してみてもよいと思います。

治療ペース[ケアペース]を見直す

MPSの状態は筋肉に負担が蓄積した結果、痛みやしびれを発症します。

なので、負担が蓄積される前に治療やケアを行うことで症状は改善していきますし、再発も予防できます。

症状が取り除けていない方や再発が多い方は正しい治療やケアのペースが確保できていないことが多いです。

まとめ

腰痛を治しきるためには、[正しい治療日常生活動作の改善正しい治療ペース、ケアペース]が非常に需要です。

この3つの1つでも適切でないと腰痛の根本改善は困難です。

上記を正しく行い腰痛の根本改善を目指しましょう!!

本日もブログを読んでいただき有難うございました。

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佐野 哲也

佐野 哲也

接骨院事業部長EMPOWERMENT株式会社
EMPOWERMENT株式会社に入社する前は京都や大阪の病院で約7年勤務し、病院での最新医療やリハビリテーションを学びました。当時はリハビリ室長を任され「一日でも早く症状の出ない生活を送っていただく」をモットーに技術や知識を高め患者様のサポートをさせていただいていました。EMPOWERMENT株式会社では「関わる人すべてを幸せにする」の理念のもと私の経験を活かし、正しい情報を通して患者様が少しでも早く症状が出ない生活を送っていただけるようにサポートさせていただければと思っています!!
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